『真夜雨』 エキストラレポ 1
2002年 10月 4日 (金)
織田さんとの共演…。
そんな夢みたいなことがあってよいのだろうか?
しかし、チャンスは訪れた!
どんなに強行突破してでも行ってやるっ!!!
…というわけで、往復約630qの「つくば近郊」(爆)から
エキストラ参加に出向いたわけである…。
真夜中のドライブ エキストラ撮影日前の2日間、ちょうどダンナの引っ越しにあたり、疲労と睡眠不足のピーク。 前日22:00までのバイトが終わる頃には、クシャミ鼻水で絶不調のど真ん中だった。 それでも、栄養ドリンクと風邪薬をお供に、23:00、つくばへ向けて車でいざ出発! 途中のパーキングで1時間弱の仮眠をとって、 AM5:30頃、前夜に現地入りしていた織田友さん2人と合流。 ファミレスでモーニングをとった後、AM7:00集合の現場へと向かう。 い・ず・み・だ・病院グループ スタッフからの事前連絡で、私たちは【病院グループ】と言われていた。 『大病院の外来患者、入院患者、お見舞い客』の役なのに、【病院】以外に何があるのか? …と不思議に思っていたが、スタッフが 「こちらに【い】グループの方、並んでくださ〜い!こちらは【ず】グループ・・・」 と、総勢100名ほどのエキストラを【い】・【ず】・【み】・【だ】・【病院】の5つに分ける。 そう、【いずみだ病院】をグループ分けしていたのでした(爆) グループ分けされて待っている間にも、スタッフさんらが大道具を次々とセッティングしていき、 病院でない建物はすっかり「大病院」に変身。 白衣を運ぶ衣装さんやら、プロのエキストラさんやら、次々と人が増えていく。 |
外側も、まるで本物の病院
そのうち見覚えのある方が…。渡辺いっけいさんである!TVで見るまんまの人だな〜(笑) でもキャストの写真撮影・サイン・握手はもちろん、声援なども禁止されてるため、 「いっけいさぁ〜ん♪」とコッソリ叫ぶ(笑) いっけいさんと衝突寸前! 間もなくグループごとに行動を指示されて、撮影開始。 都倉先生のおかげで評判のあがった泉田病院に次々と患者が来院する、という設定らしい。 最初はエキストラのみの場面。なるべく固まらないで、歩く速度も同じにならないよう、 自分が何の病気でこの病院に来たのかまで頭ん中で考えて下さい、とまで言われ、 テストも含め何度も1階のエントランスを歩く、歩く、歩く・・・。 |
床に泉田病院マークのある待合いホールを、ひたすら歩く!
次に、2階受付の前。ここでベストスーツ姿の長塚京三さんもご登場! 近くで見ると、いっそう渋くてダンディーだぁ!(*^^*) 撮影の合間に柱にもたれかかって一点を見つめるそのお姿は、本当に絵になります♪ いっけいさんと長塚さんとのやりとり、そのバックや脇を通るエキストラ。 カメラの位置を変えて、同じシーンを何度も撮る。 ところが、とあるシーン。カメラ目線にならないようちょっと下を向いて歩いていた私は、 前から来たいっけいさんに気付かず正面衝突しそうになり、「うわ!やっちまった!」と 思って演技を止めてしまったのだ。でも実はカメラはまだまわっていて…。 カットがかかった後、かなり決まりが悪く思っていると、 いっけいさんと、一緒に芝居をしていた三宅弘城さん@目黒先生が私の所に来て、 「僕たちはこっちに進むから、(ぶつかりそうになっても)向こうへ歩いてっていいから。 カットがかかるまで。」 とアドバイスしてくれた。 いっけいさんを見たら「うん」という感じで頷いていて、一瞬見つめ合ってしまう(爆) もう本当に申し訳なくて、「どうもスミマセンでした!」とお二人に頭を下げる。 これがまだ本番じゃなくてよかった…。 いっけいさんと三宅さんの優しさに感謝です〜(T.T) で、本番のそのシーンは無事に終了。 ここで本日のいっけいさんたちの撮りは終わったらしく、「お先でーす!」と笑顔で スタッフや私たちに挨拶をして去っていきました。なんかかわいい…♪(笑) |
2階には都倉先生のいる外科がある設定
この撮影の合間に、石黒賢さんがスーツでご出勤。 うわぁ…!ナマの賢ちゃん、結構さわやかじゃん!(爆) 都倉先生、接近!? どんどん姿を見せる『真夜雨』キャスト陣に、「織田さん、今日はもしかして来ないのかな…」と 不安の増してきた頃、「織田さんが来てる」というたれ込みが!(笑) どうやら、別グループのエキストラと撮影をしているらしい。 うわぁ〜〜〜ん!うらやましい!!チラッとだけでもいいから見たいよ〜〜!!!(>_<) …と思ってると、「【病院グループ】、こっちに来て下さーい!」とスタッフ様のお声が。 その方向は、織田さんが撮影をしていると噂の現場! きゃあ♪足の疲れもなんのその。織田友さんたちと小走りで、呼ばれた方へと駆けつける(笑) …でも現場に到着すると、人が多すぎてどこに織田さんがいるのかわからない…。 探す暇もなく、エキストラ唯一の仕事「歩く人」の指示が出され撮影開始。 長い長〜い廊下を、スタッフが出す合図とともに1〜2人ずつ向こう側へ向かって歩いていく。 ん?ちょっと待て?その「向こう側」から賢ちゃんと歩いてくるのは・・・・! 白衣の織田さんだぁーーーーーーーっっっ!!!! うわうわうわ、顔ちっちゃ!黒っ!細っ!(笑) もっとじっくり見ていたい…けど無情にも(?)スタッフの合図で、私も歩き始める。 もちろん目線を合わせてはいけないので、織田さんの方は見れない。 でもどんどん近付いていく。 すぐそこから、織田さんの演技する声が聞こえる。 安藤(石黒)「この前のことはどうか忘れて下さい。私としたことが…。」 都倉(織田)「…気にしてませんよ。」 ちょうど脇を通りすぎる時に、白衣を翻して私とは反対方向へ歩いていく織田さん。 そのまま延々と歩き・・・・やっとカット。 どひゃ〜!ビックリした!心の準備ができてなかったよ(^^;; テストなので、もう一度元の位置に戻るため引き返す。 また織田さんとすれ違う。 白衣の下にはグレーのTシャツに黒っぽいパンツ。靴はサンダル履き。 都倉から一転、素の顔になってモニターの所へ歩いていく。 そしてまた同じシーン。 今度は歩き始めるタイミングが微妙に遅くなり、ギリギリまで織田さんの演技に釘付け。 こちらへ向かって歩いてくる都倉先生と、1mもない距離ですれ違う。 カット。また引き返す。 今度は何やら厳しい顔つきで、元の位置に戻る織田さん。怒ってるみたいな顔…(^^;; 思うようにいかないのかな? 3度目。 同じく歩いてくる都倉先生と至近距離ですれ違う。他のエキストラさんも、 「織田さんの前ギリギリを横切ってください」など具体的な指示を受けている。 カット。 今度はちょっと笑顔で小走りにモニターへ向かう織田さん。 うまくいったのかな?(^-^) でも「スミマセン、もう一度やりまーす」とスタッフの声。 何度でもやりますとも。織田さんとすれ違えるなら!(笑) …というわけで、4度ほどでこのシーンは終了。 ちなみにここには、田中美里さんのお姿も。<よく見てなかったんだな〜織田さん以外(爆) |
何度も都倉先生とすれ違った、長くて美しい廊下
撮影中の織田さんは… また場所を変えて、「グループごとに待っていてください」と言われたのが昼12:00過ぎ。 エントランスホールでくたびれつつ待っていると、みるみる照明やモニターなどの機材が セッティングされ、またもや織田さん登場。 今度はエントランスの広い階段の途中で、山田麻衣子さんとの絡みらしい。 このシーンでは出番のないエキストラは、なんとこの織田さんの演技を見放題! 本当に贅沢です。贅沢なんですが・・・・絶不調の私の疲労もピークにきており、 撮影の見えない位置のソファーでぐったり(--;)<もったいない ただ、そのソファーから10mそこそこの場所にモニターがあるため、 演技が終わるごとにチェックしにやってくる織田さんを見れることだけを嬉しく思い…(笑) 織田さんは本当にチェーンスモーカー。 モニター前の椅子に座ると、まず一服。 でもほとんど吸わないうちに撮影再開で、長いままの煙草を灰皿に押しつけ席を立つ。 その繰り返し。 そして、織田さんは本当に暑がり。 シーンが終わるごとに白衣を脱いで半袖Tシャツ姿になる。 スタッフが、織田さんの後ろから扇子であおいであげている。 汗も拭いてあげている。 水分を人一倍とる織田さんは、自分で筒から紙コップを取り出し、自分でドリンクを注ぎ、 飲んでいました(笑) 煙草を吸いながら、機材を置くための毛布を足でちょいちょいとのばして さりげなく手伝っていたり。<手伝って…いたんだよな?(^^;; とにかく、主役だからといっておごることなく、撮影の合間にはいろんなスタッフと談笑してるし、 監督とは何度でも納得いくまで打ち合わせしてるし、ライトが当たるともうプロの顔してるし、 …改めてスゴイ方です。ハイ。 しかしこの階段での麻衣子ちゃんとの1シーン。 しつこいぐらいに何回も何回も撮っている。 |
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香織(麻衣子)「(都倉に向かって)あなたは信用できそう…!」
…と言って、都倉に書類封筒(ファイル?)を渡し走り去る。都倉は不信そうに
その封筒の中身を確認するが、書類の間から1枚の意味深な紙がハラリと落ちる。
それを拾って読み、ハッとしてまわりを確認する都倉。
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たったこれだけのシーンなのだが、実に2時間以上かかっていた。 カット割りのために、いろんな角度から同じシーンを撮るわけだ。 織田さんの集中力もそうだけど、同じセリフをテンション下げずに何十回も言う 麻衣子ちゃんも素晴らしいと思った。 |
この階段で、延々と都倉と香織のシーン撮影は続いた。
しかし、楽しい時間はアッという間に過ぎる。<見てる方は幸せなだけだからねぇ♪ 撮影の終わった織田さんは、白衣を脱いでTシャツ姿で軽やかに走り去っていったのでした。 元気が一番(笑) 体の方はもう大丈夫そうですね(*^^*) 遅めの昼食後、最後のエキストラ撮影 14:30頃、やっとロケ弁が手渡され昼食。 たぶん、時間押してるんだろうなぁ。 |
ロケ弁は、森食堂の『風菜御膳』と缶の緑茶
15:15、エキストラ撮影再開。 今度はエキストラのみで、患者や見舞客でごった返す泉田病院という図を何シーンか撮る。 なるべく自然に、ランダムに見せるため、 「(血液型)AB型の人は走ってくださーい!」 「【い】組の人はエスカレーターの方に、【ず】組は階段の方へ歩いてってください!」 などと、スタッフがいろいろと指示を出す。 16:20頃、無事にエキストラ撮影終了。 泉田病院の診察券を受け付けに出す役が何人かいたのだが、その診察券を返却していない 人が3人ほどいたらしく、「返してくださーい!」とスタッフが声を張り上げていた。 そりゃ〜レア物だもん、記念に欲しいわなぁ(^^;;<犯人は私じゃないよ |
受付の診察券入れにも、泉田病院マーク(笑)
そんなわけで怒濤の1日は過ぎ、私は帰りの高速で体と意識が別々になったような、 幽体離脱のような体験をしつつ、なんとか無事に家にたどり着きましたとさ。 |
エキストラ参加の記念品は、TBSのボールペン3色。
どうせなら『真夜雨』関係のブツが欲しかった…(^^;;